ヘリノックスシリーズの中でくつろげる椅子を探しているなら「ビーチチェア」がおすすめです。
数ある種類のチェアーを展開しているHelinox(ヘリノックス)。現在販売されているだけでも11種類のチェアーがあります。
それぞれ用途によって使い方や使用シーンは異なってくると思いますが、僕がおすすめしたいのは断然「ヘリノックス ビーチチェア」です♪
Helinox(ヘリノックス)は、世界最高の強度と柔軟性を持つ超軽量アルミニウムポールを採用したアウトドアファニチャーの世界的ブランドです。
引用:Helinox公式サイト
今回はヘリノックスビーチチェアを3年間使用してみた感想と、組み立て方や収納、座り心地、スペックなどをお伝えします。
- ビーチチェアの購入を検討している
- ヘリノックスビーチチェアのスペック、使用方法を確認したい
ヘリノックスビーチチェアの5つのメリット
ハイバックな座面で頭を支えることができる
ヘリノックスビーチチェアならではのハイバックな座面が購入のきっかけになった一番のポイントでした。
ハイバックなシートが頭まで支えてくれるので、ビーチでのんびりしている時やキャンプでまったりしている時、読書中などに
「寝られる」んです。チェアーでほんの数分でもウトウト寝られるかどうかというのが大事なポイントでした(笑)
頭の支えがないと、寝落ちしたとき頭が後ろに「ガクン」となってしまい、夢見心地が終わってしまうんですよね。
ローチェアスタイル
ヘリノックスから販売されている「サンセットチェア」と比べると、ビーチチェアは座面高が低いのが特徴。
「アウトドアリビング」なんかをやるときも、圧迫感が減るのがいいですね。サンセットチェアとビーチチェアを比較すると、
サンセットチェア | ビーチチェア |
幅59cm×奥行き73cm×高さ98cm 座面高45cm |
幅59cm×奥行き73cm×高さ80cm 座面高27cm |
座面シートのサイズは双方同じですが、ビーチチェアの方が座面高が18cm低くなっています。
椅子の足だけが「18cm」短くなっているということになりますね。座面シートはそのままで、座り心地を落とさずに座面高を低くしているというのが特徴です。
ほかにビーチチェアの良いところをざっと書き出してみると、
- キャンプサイトの圧迫感が減る
- 室内で使用する際には部屋が広く見える
- 座った時に小さい子供と同じ目線になる
などの点があります。キャンプ中にのんびりビーチチェアでくつろいでる時に、我が家の子供が周りでが駆け回って遊んでいるんですが、
「パパこれ見て〜」
というときに子供と同じ目線で一緒になにか見たり話したりするのは結構楽しいですよ(笑)
ただし一度椅子に腰かけてしまうと、立ち上がることが面倒になるので注意が必要です(苦笑)
また、冬のキャンプなどで使用する場合には、地面に近いために、より寒さを感じてしまう、というデメリットもあります。
サンセットチェア
引用:ヘリノックス公式サイト
ビーチチェア
チェアリング、フェス、花火大会などで便利に使える
コンパクトに収納できるため、バックパックに入れて持ち運べる点も嬉しいポイントです♪
ガバっと開く大きなタイプのアウトドアチェアを持って電車には乗れませんが、ヘリノックスならバックパックなどに入れて電車移動ができます。
お酒を飲む目的でチェアリング、フェス、花火大会に行くのであれば結構重宝しますよ♪
さすがに重量が1.4キロあるので、登山で使用するのはちょっとキツイですけど(汗)
足の接地面が広い
砂地に足が沈まないように、足の接地面が広いのが特徴。砂地だけでなく、インドアで使用する場合にも、床に傷が付きにくいなどのメリットがあります。
素材はプラスチックでできているため、フローリングで使用すると椅子が滑って動いてしまうことがあるので、接地面にクッションフェルトや滑り止めなどを施すなどをするといいかもしれません。
上記のようにビーチ(砂地)の上で使用しても足が沈まないので、ビーチ上で椅子が傾いてしまう、ということがなくなります。
雪の上でも沈みにくいですね。
足の汚れもサッと一拭きでキレイに
足の接地面がフラットなため、泥や砂などの汚れをウェットティッシュで簡単にキレイにできます♪
グリップを高めるために足の接地面がでこぼこになっているチェアもありますが、凹みの部分に泥が付くと結構掃除が大変ですよね(苦笑)その点、このチェアは手入れが楽です。
シートは夏でも快適なメッシュ仕様
ヘリノックスビーチチェアは、シートの背中の部分とサイドの一部がメッシュ仕様になっているため通気性は抜群。真夏の使用でも快適です。
座る部分と頭の部分はメッシュではなく頑丈なシートなので、耐久性も安心です。
組み立てが楽
各パーツの中の空洞の中にゴムが通してあり、つなぎ合わせるパーツ同士がゴムによって連結されています。パーツがバラバラに分離することがなく、組み立てがスムーズに行えるのが特徴。このアイデアを見たときには正直驚きました。
組み立て方について
セット内容は
- 収納袋
- 骨組み
- シートマット
の3点です。ただ単に「畳む、広げる」だけの一般的なアウトドアチェアーに比べると若干手間がかかりますが、慣れてくれば楽にできますよ♪まずは骨組みを組み立てます。
組み立てには1分もかかりません。
続いて座面シートを取り付けます。写真は後ろから見た図ですが、座面シートの上部の裏側に2本のポールを通す箇所がありますので、そこにポールを通します。
続いて、左右どちらかのポールをシートに通します。
最後のポールをシートに通します。シートが固いため結構な力が必要ですがすぐに慣れます。座面シートにテンションを持たせるためにあえてきつく引っ張るようになっています。
完成です。背中の部分と両サイドの一部はメッシュ仕様で夏でも風通しが良いですよ。耐荷重は145kg。あくまでも静荷重なので、勢いよく座ったり飛び乗ったりすると破損する恐れがあります。
収納方法について
頭を支える部分に芯が入っていてそこが最も幅の長い部分になります。
頭の部分の長さに収まるように左右を折り曲げて、クルクルと巻いていきましょう。
かなりコンパクトになります。
続いて骨組み。左右を繋いでいるベースの軸を基準としてポールを外します。
まずは座面を支えるポールを分解し、上記のように折りたたみます。
続いて四つ足の部分を折りたたみます。手を放すとゴムの反動で広がってしまいますので、手でホールドします。
まずはかさばる骨組みから収納ケースに入れます。
続いて座面シートを入れてチャックを閉めたら終了です。かなりコンパクトになります。収納時のサイズは幅47cm×奥行き12cm×高さ14cm。収納ケースを含めた重量は1,475gととても軽量。
ちなみに収納ケース単体は重さは135g。登山などの荷物の重さが重要になってくるシーンでは収納ケースは使用せず、万能ベルトなどで束ねるとさらに軽量化できますよ♪
枕があると便利
ビーチチェアはリクライニングが効いていてくつろぐ分には申し分ないんですが、読書したり何か作業したりする際は、ある程度前傾になった方が良いと思います。そんな時には枕が有効ですが、ビーチチェアの収納ケースが枕になるんです。
自宅にこんなぬいぐるみがありました(苦笑)。
ジャストフィットです。収納ケースの両端に輪っかがあるので、その輪っかをビーチチェアの出張りに引っ掛ければオーケーです。
完成。キャンプではバスタオルやひざ掛けなどを丸めて収納ケースに収納しても枕になります。
※2021年11月追記
枕はマジックテープでもつけられます。下記の方法で枕を固定できます。
座面の頭の部分にマジックテープが付いてます。
収納ケースの「Helinox」のロゴが書かれたカバーをめくると、マジックテープが出現します。
収納ケースにタオルやクッションなどを入れ、お好みの位置にくっつけます。
背面にもマジックテープが付いているので、枕を使わない時は背面に付けておくことができます。
ヘリノックスビーチチェアの座り心地は?
ポータブル性に優れているヘリノックスですが、座面シートはテンションしているので、やや硬めな座り心地。座面シートにクッションを敷くと快適です。
あとはなんといってもローチェアなので足を伸ばせるのがいいですね♪
車での移動の後などは足がむくんでいたりするので、キャンプ場で足を伸ばせるのは気持ちいいです。
ヘリノックスビーチチェアの5つのデメリット
ドリンクホルダーがない
両サイドに「ドリンクホルダー」がないので、ドリンクを置く場所に困ります。ドリンクを置く場合は床に置くかサイドテーブルを使用するといいでしょう。
肘掛けがない
肘掛けという肘掛けがないので、腕の置き場には困りますが、座面の左右の縁のところに腕を乗せることができるので、読書中などは意外と疲れませんよ♪
立ち上がるのが億劫(笑)
贅沢な悩みですが、ローチェアーなだけあって立ち上がるのが億劫です。(笑)。ヘリノックスビーチチェアだけに限らずの話ですが。
組み立て時にカチャカチャなる
フレームを組み立て時に気になるのがカチャカチャという音。静かさのあるキャンプ場では目立ってしまいますね(笑)。慣れてくると音を立てずに組み立て、収納をすることもできますけどね。
登山には持っていくには重い
いくら軽量とは言えケース込みの総重量が1.48kgあるので、登山に持っていくにはやや重いかな、という印象でした。
まとめ
かれこれヘリノックスビーチチェアを使用して3年以上経過してますが、破損することもなくコンスタントに使えてます♪
やはりチェアの足が曲がっているというところが耐久性を高めているかもしれません。
キャンプ場だけではなくインドアでも使え、場所を選ばず日常的にガシガシ使えます!アウトドアチェア選びで失敗したくない方に是非おすすめします♪