ギブ&ギブのほうが楽に生きられる?テイクは不要という考え方について

人は見返りを求めがちです。

  • 親切にしたのだから、ありがとうくらいは言ってほしい
  • 席を譲ったのだから、感謝くらいしてほしい

このように「〜したんだから」と見返りを求めるのは人間本来の特徴であり、なにか良い行いをすれば、

「感謝されて当たり前」

と思いがちです。しかしこの見返りが目的の親切は「偽善」にも近いのではないでしょうか。打算や見返りを求めた親切は結局、

「自分が良く思われたいという気持ちから発せられた親切」

であり、心の底から「この人を助けたい」と発せられた親切ではありません。

ギブ&ギブのすすめ

「与えたんだから、それなりのお返しをしてほしい」

「与えたことによって利益を得る」

という考え方や関係性が「give&take(ギブアンドテイク)」です。親切にしたんだから、ありがとうと返すのは当たり前。確かに親切に対しては感謝の気持ちを持つのは当然とも言えるのですが、

親切にするという動機が、自分の評価や利益のためという下心のあるものであれば本末転倒です。

ギブアンドテイクが当たり前という考えをもっていると、見返りがないときに落胆してしまいます。

  • あれだけ与えたのに、これっぽっちのお返しか
  • 親切にしたのに、なにも言わずに去っていった

このように「あって当たり前」のものが「なかった」ために、その都度憤りを感じたりもします。

「テイク」は求めない

「与えるだけで、見返りは求めない」このように考えると、日常を楽に生きることができます。

現代社会では人と人が支え合って生きており、接することは避けられませんが、見返りを求めずに接すると気持ちが楽になり、清々しく生きられます。

ふくろうくん

与えるだけっていうのはなにか損した気分になったりしない?

ふくろう博士

そういう考えが損な考え方なんだよ。なにか良いことをすれば見返りがなくても「徳」を積んだことになるから、それだけで成長するってことなんだ。

ふくろうくん

そうなんだ!深い!

見返りを求めずに徳を積む

良いことをしたんだから見返りが欲しいという考え方を持たず、ただ無心に親切を行うことが大事です。

このように考えながら生きていると、見返りがない場合でもその都度憤るようなことはありません。自分の成長のために「徳」を積んでいると考えることによって、気持ちがずっと楽になります。

なんの見返りを求めずに、心の底から自然に発せられた親切、良い行いこそが本当に価値のある行為です。その行為自体に価値があるので、見返りなんていうものはいらないんですね。

ふくろうくん

ピュアな心で親切なことをすれば、なにも見返りはいらないんだね!

ふくろう博士

そうだよ!「親切にした」ということ自体に価値があるんだから、それ以外に求めるものはないもないはずだよ!

ギブ&ギブには自発性が大切

「芸能人が身分を明かさず、被災地に赴いて炊き出しをしていた」というニュースをたまに見ますが、こういう自発性(ボランティアの心)を持って行う善行こそが本来の親切心だと思います。

「こんな良いことをしてますよ」

とまわりにアピールして名声や評判を集めても一体何になるのでしょうか?一時的にそういうものが得られたとしても、心の底から自発的に発せられた行為でなければ価値がありません。

良い行いはそれ自体価値があるので、そのことをわざわざ主張する必要がないんですね。

さいごに

良いと思うことを見返りを求めずただ無心で行う、これができれば本当に徳を積んだ大人だと思います。毎日を気持ちよく過ごすために是非give&giveを実践してみてください。

       

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