駐車場内で事故を防止するための12のポイントについて

事故の3割は駐車場内で起こると言われており、駐車場には意外と危険が潜んでいます。

駐車場内での事故は道路上での事故に比べて、どちらか一方だけに全ての過失がある、ということになりにくいケースが多いのが特徴です。

たとえば「自分の車は通路で停止していたのだから当たってきた相手の車が悪い」と主張しても、

「何秒前からそこに停止していたか」

ということも過失割合に関わってくることがあります。※駐車枠内で誰も乗っていない時にぶつけられた場合は100対0で相手が悪い。

駐車場内では「もらい事故」を防ぐためにもより慎重な運転を心がけたいところです。

今回は駐車場内で車を安全運転するにあたり、気をつけるべき12のポイントをお伝えします。

駐車場内での事故を防止するための12のポイントについて

出庫時に気をつけること

駐車枠から車を発進させるときは細心の注意が必要です。まず真っ先に気をつけたいのが周囲に歩行者がいないかどうかということ。

正面の視界だけではなく、自身の車の脇に歩行者が歩いていることがあります。

出庫時にはサイドミラーだけの確認ではなく、実際に目視で自身の車の周りを注視しましょう。

また、出庫前には車の窓を開けて周囲の状況を確認することも大切です。周囲から聞こえてくる「話し声」によって歩行者に気がつくこともありますし、自身の車の近くを走行している車の音にも気付くことができ、危険を減らすことができます。

周囲の駐車中の車にも注意

自身の車の左右、正面、斜向かいに駐車中の車などに運転手が乗っていないかどうかを確認するのも事故を防ぐ大事なポイント。

運転手が乗っている場合、その車も同じように出庫する可能性があります。

同時に出庫してしまうと接触の危険性があるので、出庫時にはウインカーを出し、自身の車が出庫することをアピールすることも大切になってきます。

ドアパンチに気をつける

ドアパンチとは、車の乗降のためドアを開閉する際、開いたドアが他の車に当たってしまうことです。ドアの先端があたってしまうことが多いため、当てられた側の車には大きなへこみが生じてしまいます。

よってドアの開閉時には十分注意しましょう。特に強風が吹いている日などはドアが風で煽られ、かなり強い力でドアが開いてしまいます。

対策としては、

  • ドアノブに手を添えながら開ける
  • ドアが最も出っ張っている部分を手で覆いながら開ける
  • お子さんがいる場合には親が外から回り込んでドアを開ける

などが必要となります。

また、駐車枠からずれている車の隣に停めるのも危険です。お互いの車の距離が近くなり、ドアパンチの危険率が高まります。

自分自身が駐車枠内に正しく駐車するのはもちろんのこと、駐車中の車が正しく駐車されているかどうかも確認しましょう。

車のドアがスライドドアであれば、お子様のドアパンチの心配がなく安心ですので、そういったことも考えて車選びをするのも良いかもしれません。

駐車場内を走行中はヘッドライトをつける

屋内の駐車場では、ヘッドライトをつけて走行するのがマナーです。

ヘッドライトをつけることによって歩行者を発見しやすくなります。また、自身の車の存在を歩行者や他の車にアピールすることにより、相手側もこちらの存在に気付きやすくなるため、お互いに危険を回避することができます。

また、駐車をするスペースが決まったら「ハザード」をつけると、後続車などの周りの車、歩行者に対し、車を駐車する意思表示をすることができ、危険を減らすことができます。

駐車場内の通路では徐行が基本

駐車場内は子どもの飛び出しの多い場所でもあります。

通路内にある歩行者用横断歩道での徐行はもちろんのこと、駐車中の車と車の間から子どもが飛び出してくることがあるので、いつでも停止できる速度で走行することが望ましいですね。

ディズニーランドの駐車場では「8キロ以下で走行すること」という注意書きさえあるくらいです。走行中は常にブレーキに足をかけておき、すぐに止まれるように準備しておくと安心です。

また、駐車枠にバックで駐車する際、後続車がいるからといって急いでバックするのは事故の元になり危険です。急ぎたい気持ちもわかりますが、慌てず冷静に駐車するのが事故を防ぐポイントです。

慌てて駐車するよりも慎重に駐車し、後続車が通り過ぎる際に「待っていてくれてありがとう」という意味合いで軽く会釈すれば問題ありません。

後ろ向き駐車の車に注意

後ろ向き駐車をしている車の近くを走行する時や駐車するときは十分な注意が必要です。バックで出庫する車にとって、通路を走行している車は見えにくいため、ぶつけられてしまう危険が高まります。

もし上記のような状況で事故になった場合、バックで出庫してぶつけた車の方が過失が大きくなりますが、それでも100対0にはなりません。

通路を走行中の車にも2〜3割程の過失が出てしまうのが基本です。駐車中の車にも細心の注意を払いましょう。

車止めのない駐車枠に注意

バックで駐車時、後方にある車止め(輪止め)にぶつかるまでバックしている光景をよく見かけます。

駐車場によっては車止めのない駐車枠もあるので、車止めにぶつかるまで下がり続けると後方の壁や他の車に逆突してしまうこともあるので、車止めを頼る癖は直しておいたほうが無難です。

どうしても車止めを頼りにしたい場合には、駐車するスペースが決まった際に瞬時に車止めの有無を確認します。極力車止めをあてにしないのが一番ですが(苦笑)

なお、車止めに後輪のタイヤがぶつかった状態で駐車すると、タイヤに圧がかかってしまい悪影響です。もしタイヤが車止めにぶつかった場合には、ギアをドライブに戻し、ほんの1cmだけでも前進して駐車しましょう。

先行車に注意

駐車場内の通路を走行中、前方に先行車がいる場合には車間距離を十分にとっておくことが大切。

先行車が出口に向かって走行しているのならば良いのですが、駐車枠を探すために通路を走っている場合ももちろんあります。

その場合、駐車する駐車枠が見つかり次第バックしてくるため、その際に十分な車間距離がないと逆突される危険があります。

先行車との間に少なくとも車2~3台分くらいの車間をキープし、駐車場内を走るようにしましょう。

駐車場内の一方通行を守る

駐車場によっては、駐車場内の通路が一方通行になっていることがあります。

出庫時や入庫時に、近道になるからという理由で一方通行を逆走してしまうと、歩行者や他の車と接触してしまう可能性が高くなります。

歩行者および駐車枠から出庫しようとする車は、本来は車が来ないはずの方向には注意を向けていないことがあります。

事故を防ぐためにも、しっかりと一方通行のルールは守りたいところです。

バックで駐車枠から出る時に注意

できれば前向きに駐車したいものですが、どうしても後ろ向きで駐車せざるをえない状況になることもあります。

バックで出る時に気をつけたいのが周囲にいる歩行者や通路を走行している車です。

前向き駐車の場合と比べ、バックで出るときには非常に視界が悪く、特に通路を走行中の車が見えずらいこともあります。

そんなときはゆっくりとバックすることが重要です。ゆっくりバックし周囲の歩行者や車に、自身の車に気づいてもらうことが事故を防ぐポイントです。

通路を走行中の車がいたとしても、まだそう近くない場合には、止まって待っていてくれることもありますし、距離が近い場合にはクラクションを鳴らすなどして注意喚起をしてくれます。

クラクションを鳴らされた場合には無理にバックで出ようとせず、その車が通れるようにもう一度駐車枠に前進で戻るというのも一つの方法です。

どちらにしてもバックで急に出庫するのは非常に危険なので、じわじわゆっくりとバックすることを心がけましょう。

出庫する車が優先

駐車場の出入口などで、鉢合わせになった場合には、「出庫優先」と覚えておくと事故を防止できます。

電車の乗り降りで「降りる人優先」となっているように、駐車場でもそのルールが存在します。

駐車場出入口での出会い頭の事故を避けるためには、このルールを覚えておきましょう。

駐車場内は時計回りが基本

駐車場は「時計回り」に一方通行になっているところが大半です。通路に誘導矢印がない場合でも、基本的には時計回りが暗黙の了解になっています。

出入口に近い駐車枠を見つけたからといって、反時計回りに逆走してしまうと、時計回りが当然だと考えている車の出庫時に衝突する危険があります。

駐車場内で雨天時に気をつけること

雨天時の運転は、窓ガラスやサイドミラーが雨で濡れて見えにくくなるなど、より危険が増します。

また、駐車場内の歩行者が傘をさすことにより、車に気付きにくくなるという危険もあります。

これは実体験ですが、駐車場内を徐行中、車の間から猛ダッシュで飛び出てきた男性に驚いたことがあります。

雨の中、傘を持たずに建物まで駆け抜けていたんですね。

雨天時にはこういった危険もあることを理解して、より細心の注意を払って運転しましょう。

駐車場内を歩行中の注意点

車を運転中だけではなく、歩行中にも注意が必要なのが駐車場。

横断歩道のマークを歩く

横断歩道の線が引かれたところをしっかりと通行するように心がけましょう。

なぜならドライバーは、横断歩道以外では、まさか歩行者が横切るとは思っていないから。

駐車中の車の前を横切る時は、ドライバーの有無を確認をする

ドライバーがいない車が動くことはありませんが、ドライバーが乗っている車は、いつ動き始めるか分かりません。

そんなときは、ドライバーが歩行中のこちらに気づいているかを注意深く確認することで、事故を防げます。

車止めの後ろを通る

駐車場では、駐車枠の後ろ側が歩行スペースになっていることがあります。

駐車中の車の前を歩行するよりは、車止めのある通路を歩行した方が安全です。

さいごに

今回は駐車場内での事故を防ぐ12のポイントについてご紹介しました。

より安全な運転を心がけ、事故を防ぎましょう。

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