高速道路での事故を減らすための注意点をお伝えします。高速道路での事故は大きな事故になることが多いので、一般道以上に細心の注意を払う必要があります。
まずは車の点検をしっかり行う
道路交通法には「高速道路上高速自動車国道等運転者遵守事項違反」という項目があり、車の使用者にはガソリン、オイル、冷却水、タイヤの空気圧、荷物の積載などの基準を守る義務があります。違反してしまうと罰金や減点などのペナルティーが発生します。
車の使用者は、高速道路に乗る前に十分な点検を行う義務があります。高速道路上で故障してしまうと後続車の通行に支障をきたしたり、事故を誘発する原因にもなるので、あらかじめ点検をしっかりと行う必要があります。
万一故障が発生してしまった場合は、任意保険会社やロードサービスにすぐに電話できるよう、電話番号をあらかじめ登録しておいた方が良いでしょう。
任意保険会社やロードサービスの電話番号がすぐには分からないといった場合には、まずはJAFに相談すると良いですね。
高速道路を運転中は追突に注意
高速道路上では、一般道とは違って車間距離を長めに取っておく必要があります。特に週末や祝日などは急に渋滞が発生することが多いので、常に前方を注視しつつ適切な車間距離を保つ必要があります。
前方が詰まりかけている時は、ブレーキをかけて減速する必要がありますが、急ブレーキではなく※ポンピングブレーキをかけることによって、ブレーキランプが点滅することで後続車に減速することを伝えることができます。※ブレーキを2~3回に分けて踏むこと。
また、急な渋滞が発生し急減速する必要がある場合には、必ずハザードをつけて後続車へ伝えましょう。
ETCレーンは意外と危険が多い
ETCレーンでは20キロ以内で通行するという規制がありますが、速い速度でレーンに進入する車も見られます。そのような車に限って、ETCのバーが上がらないために急減速をすることもあるので、追突をしないように気を付けましょう。
また、ETC待ちの車列の車にも要注意です。空いている他のETCレーンへ行くために急に車線変更をする車もいますので注意しましょう。
パーキングエリア内での走行に注意
連休中は特に家族連れが多いので、パーキングエリア内を走行する際には子供の飛び出しに注意しましょう。
通路走行時はかならず徐行し、駐車中の車と車の間からの子供の飛び出しに備え、足をフットブレーキに置きながら走行しましょう。
また、車の出入庫時には、リアカメラやミラーだけに頼らず、実際に周囲の状況を確認しながら運転しましょう。窓を開けて周囲の音も聞くことも重要です。
同乗者にも周囲の安全を確認してもらい、安全な運転につとめましょう。
高速道路を降りた直後の速度に注意
高速道路の本線から降りた後は、速度を出し過ぎないように十分注意しましょう。高速道路を走行中の速度に慣れてしまい、高速道路を降りた後にはゆっくり走っているつもりでも、実際にはかなりの速度が出ていることがあります。
感覚で運転せず、速度計をしっかり見て、速度を確認しながら運転するように心がけましょう。
適度な休憩を心がける
事故を防ぐためには休息も大事です。2時間に1度は休憩を取るように心がけたいところです。長時間の運転はかなり体力を消耗しますので、運転に自信のない方は特に頻繁に休憩することが望ましいですね。
長時間同じ姿勢でいることは、血液の循環を悪くし、脳に酸素が送られにくくなってしまいます。注意力が散漫になることもあるので、疲れたかな?と感じる前に休憩を取っておきましょう。
念のため携帯トイレを持っておく
渋滞が発生すると、次のサービスエリアまでなかなかたどり着かないことがあります。歩いた方が早いのでは、と思うくらいのろのろ運転になることもありますね。路肩に車を止めて用を足している方も散見されますが、路肩は緊急車両が走行するときのために空けておかなくてはなりません。
また、連休中のパーキングエリアは大変混み合いますので、駐車スペースを見つけるだけでも一苦労です。携帯トイレを携帯しておきましょう。