これからブログをはじめてみようかな、という人に向けて書いています。
ブログは、大きく分けると「2種類」あります。
- 特化ブログ
- 雑記ブログ
ある特定のジャンルに絞ったものが「特化ブログ」です。「特化型ブログ」という言い方もします。
いっぽう雑多な内容を扱うブログが「雑記ブログ」です。
雑記ブログは、日常のあらゆる出来事を書いたり、小さな発見、役立つ情報など、ジャンルを問わずなんでも書けるのが特徴です。
「ブログを始めるからには収益を上げたい」という方も多くいるのではないかと思いますが、
ブログで収益を上げたいのなら間違いなく「特化ブログ」をおすすめします。
今回は特化ブログと雑記ブログそれぞれのメリット、デメリットについてお伝えします。
- ブログを始めたいけど、どんなブログを作ろうか迷っている
- 特化ブログと雑記ブログの違いを知りたい
特化ブログのメリットについて
得意なジャンルがあるなら「特化ブログ」をつくろう!
なにか特定のジャンルについて、
- 「ものすごく詳しい」
- 「これなら誰にも負けない!」
というものがあるなら「特化ブログ」を作るのがおすすめです!
自分自身の知識、情報、ノウハウをブログに反映させられるので、それだけで価値のあるブログになります。さらに、自分が好きなジャンル、得意なジャンル、詳しいジャンルって、すらすら文章が書けるんですよね。
たとえばあなたが小さいころからサッカーをやっていて、サッカーについてめちゃくちゃ詳しいとします。
サッカーに関することならすらすら書けますし、書いていること自体楽しめるのが特化ブログ。
好きでも得意でもないジャンル、例えば「マウスウォッシュ特化サイトを作ってください」と言われても、とてもすらすら書けませんよね(苦笑)
記事作成において「すらすら書ける」ということは、たくさんの記事を作る上で意外と重要になってきます。
なにか一つ「これだけは負けない」と思うものがあるのならそのジャンルをテーマにした特化ブログを作るのがいいですよ。
例:サッカーがテーマの特化ブログの作り方
Googleで「サッカー」と入力すると、約2憶6千万ページの検索結果が表示されます。
この検索結果で、個人のブログがトップに表示されることはまずありえません。このような大きなワード(ビッグワード)でGoogleが重要視するのは、下記の3つの項目がずば抜けて突出しているサイトです。
- 専門性(Expertise)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
それぞれの頭文字を取って「EAT」とも言われていて、この項目がGoogleが独自の品質評価ガイドラインの中で最も重要視している部分です。
実際に検索してみよう
ためしにGoogleで「サッカー」と検索してみてください。
「スポーツニュースサイト」や「スポーツ新聞社」、「公益財団法人日本サッカー協会」、「FIFA」などの専門性、権威性、信頼性をもったサイトが上位に表示されているはずです。
2億もの検索結果があるなかで、個人のサイトが上位入りするというのはまずは不可能と考えておきましょう。
しかし。
個人のサッカー特化ブログでも勝てる方法があります。
特化ブログでページビューを増やす方法
ロングテールワードを狙う
「サッカー」と入力しても個人のブログでは勝ち目がないことは分かりましたが、「サッカーの多岐にわたる関連項目」では特化ブログで勝てる可能性が十分にあります。
例えば、
- サッカー スパイク
- サッカー すねあて
- サッカー ルール
- サッカー 足技
- サッカー ウェア
- サッカー 上達方法
- サッカー フェイント
このように「サッカー」に関連するワードを2~3つ組み合わせたキーワードであれば、個人のページでも検索結果に上位表示され、サイトのページビュー(PV)を増やすことができます。
このような検索ワードを、
「ロングテールワード」または「ロングテールキーワード」
と呼びます。
ロングテールワードなら個人でも勝てる
サッカーの分野に詳しいなら、多岐にわたる関連項目で記事がすらすら書くことも簡単です。
「サッカー スパイク おすすめ メーカー」
という検索に対しても、良質な記事内容であれば検索結果で1位を取ることもできますよ!
例ですが、記事のタイトルはまずこんな感じです。
サッカーのスパイクのおすすめメーカー5社!
それぞれのメーカーのスパイクの特徴をお伝えします!
上記のような記事タイトルにして、自分がこれまでに買ったことのあるスパイクの特徴や値段、使い勝手、履き心地、耐久性などを書いていけばオーケーです!
- 足の甲が高い人はこのメーカー
- 足の横幅が広い人はこのメーカー
- 小指が痛くなりにくいのはこのメーカー
誰かの手助けになるような専門的な記事を書くことによって、Googleから、
「良質なページである」
と評価され、結果として検索結果の上位に記事が表示され、多くのユーザーに自分のサイトを見てもらうことができます。
POINTユーザーの悩みを解決できるような内容が良質なページであると判断される
特化型ブログはどんなことを書けば良いの?
人は、悩みや疑問を持つことをきっかけに、インターネットで検索をおこないます。
たとえばサッカーで必要な「すねあて」。とあるユーザーが「すねあて」が蒸れやすくて困っているとします。
きっとそのユーザーはこのように検索するのではないでしょうか。
- 「サッカー 蒸れにくいすねあて」
- 「サッカー 蒸れにくいすねあて 素材」
このような悩みに対して、ベストな回答を提供することで悩みを解決してもらうというのが本来の検索エンジンの意図です。
検索結果に対して1位で表示される記事は、もっともベストな回答が載っているページであると、Googleが選別して表示したページです。
200を超える記事選別方法(Google検索アルゴリズム)によって検索結果の順位が決まりますが、Googleは具体的なアルゴリズムの内容を詳らかにしていません(苦笑)
だからこそ面白いんですけどね。ルールが分かってしまったらみんなその通りに記事を作成して「没個性的」な記事になってしまいますからね。
ユーザーの悩みを解決するには「記事タイトル」が重要
ユーザーの悩みを解決するためのおすすめの記事タイトルの付けかたは2つあります。それは、
- 検索キーワードを記事タイトルに含ませる
- ユーザーの検索意図を汲み取った記事タイトルをつける
検索キーワードを含ませる
記事タイトルには「検索ワードと同一のキーワード」を含ませることが大事です。こうすることで順位が上位に表示されるだけでなく、どんな内容の記事であるかを示す手がかりになります。
ユーザーの検索意図を汲み取る
「サッカー 蒸れにくいすねあて」
と検索するユーザーは、あきらかに「蒸れにくいすねあて」を探していますよね。
蒸れにくいすねあての「メーカー」や「素材」、「価格」などををユーザーは知りたいわけです。
- 「このページにはあなたの質問に対する答えが書いてありますよ」
と導きだせるような記事タイトルをつけるのが重要です。
検索キーワードだけ記事タイトルの中に入れても、記事タイトル自体が「とんちんかん」だったらクリックしませんよね(笑)
NG記事タイトル例サッカー部員からすねあてを30枚集めてピラミッドを作ってみた
上記のように検索意図にそぐわない記事タイトルではクリックされませんね。(いや、逆に見てみたいぞ)
記事タイトルの付け方の例
「サッカー 蒸れにくいすねあて」
↓
サッカー歴20年の僕がお伝えする最も蒸れにくいすねあてメーカーTOP3!
「サッカー ストレッチ」
↓
時間がなくてもこれだけはやっておこう!サッカーでケガをしないための2つのストレッチ
「サッカー オフサイドとは」
↓
オフサイドのルールを誰よりも分かりやすく解説!効果的なオフサイドトラップのかけかたも♪
このように、ユーザーの疑問に対する答えがここにある、とすぐに理解できるような記事タイトルの付け方が重要になってきます。
記事を書く前に「検索ボリューム」を調べる
いくら良質な記事を書いたところで、検索するユーザーがいなければその記事でユーザーを集客することはできません。
ユーザーにページを見てもらうには、検索結果に表示される記事に該当するであろう検索ワードの「検索ボリューム」を事前に調べることが重要です。
検索ボリュームとは、そのキーワードにどのくらいの需要があるかを示す指標です。
キーワードの需要をあらかじめ調べておくと、その記事に需要はあるかが明確になり、その記事を書く意気込みや書くべき記事の優先順位が変わってくるので、検索ボリュームは要チェックです。
ちなみに検索ボリュームを調べるには、有料のサイトから無料のサイトまでたくさんありますが、僕が利用させてもらっているのは「Ubersuggest」という無料のサイト。
Googleアカウントでのログインが必須ですが、このサイトでは検索ボリュームを簡単に調べられるので重宝しています。
POINT記事を書く前に検索ボリュームをチェックしよう
特化ブログのデメリットについて
メリットがあればデメリットもあるのが物事です。特化ブログのデメリットについても説明します。
ネタが尽きやすい
あるジャンルについての専門的なサイトなので、新しく書くネタがなくなってくるということがあるのが特化ブログの特徴です。
いくら自分が伝えたいことがあっても、その特化ブログと関係のないことがブログ中にあったら違和感がありますね(笑)
たとえばサッカー特化ブログなのに、
「おすすめの歯磨き粉3選!」
みたいな記事があったら、サイトの統一性が損なわれますね。
ジャンル外のことが書けない
なんでも書ける雑多な「雑記ブログ」とは違い、自分が好きな事や伝えたいことが書けないというデメリットがあります。
こんな役立つことを発見したのに記事にできない、というのはある意味機会損失かもしれません。
「サイト運営者のコラム一覧」
みたいなコーナーを作って、サイトの一画に雑記ブログ的なものを設けている特化ブログも見ますが、そのあたりは実際にコーナーを設置してみて需要があるかどうか見極める必要がありそうです。
ここまでは特化ブログのメリット、デメリットについて説明してきました。続いては雑記ブログについて説明します。
雑記ブログのメリットについて
雑多な内容の記事をたくさん量産していく「雑記ブログ」。
好きなことを書けるのでブログ初心者にとっては始めやすいのかなとは思います。
こんなこという僕も雑記ブログからスタートし、現在はもう一つの特化ブログを作っています。
とにかく何でも書けるのが雑記ブログの強み
特化ブログと異なり、日々の気づきや面白ネタ、お役立ち情報、ポエムなどを好きなように書けるのが雑記ブログ。もちろん公序良俗に反するような内容はNGですが。
初心者はまず雑記ブログから始めてみて、どんな記事が読まれるのか、どんな記事ならすらすら書けるのか、などを実践を通して肌で感じてみるのもアリです。
やっていくうちに読まれる記事と読まれない記事が徐々に分かってきて、ネタを選定する力もついてきます。
PVを集めやすい
特化ブログと比べてPVを集めやすいと言われているのが雑記ブログです。
いろいろなジャンルの記事を書けるので、その分ターゲット層の幅も広くなるんですね。
もちろん集客には「良質な記事」を書くことが大前提ですが、検索ボリュームの多いロングテールワードで、自分が精通しているものがあれば、どんどん書いてしまってもいいわけですね。
カテゴリーを設定してターゲット層を絞れる
特化ブログほど専門性はありませんが、カテゴリーを設定することによって、ブログ運営者がどのような人物で、どのような記事を書いているのか、ということを明示することができます。
当ブログのカテゴリーは、
- 会話力向上
- コールセンター
- グルメ
- ライフスタイル
- キャンプ/アウトドア
- 公園
- カーライフ
- PC/iPhone
となっています。ありきたりと言えばそうなんですが(苦笑)自分の好みに共通する趣味やジャンルがあるユーザーはリピーターになってくれることもあります。
雑記ブログのデメリット
記事の管理が大変
特化ブログに比べると「記事数で勝負」みたいな部分もある雑記ブログ。
検索流入での集客を増やさないとPVの劇的な増加には繋がらないので、まずは記事を量産する必要があります。
記事はある程度の頻度で内容を良くするために更新(リライト)することも大事になってきますが、記事数が多いと物理的にその作業が結構大変です(苦笑)
特化ブログであれば1つの記事のコンテンツ量が多く、記事数が少なめである傾向が多いので、記事のリライトが比較的容易なんですが、雑記ブログは記事数が多いのでリライトが大変ですね。
さいごに
今回は特化ブログと雑記ブログそれぞれのメリット、デメリットについてご紹介しました。
ブログをはじめたい、とお考えの方は是非参考にしてみてくださいね♪