嫌なことが頭から離れない時に!忘れるための具体的な4つの方法について

頭を抱えている女の子

嫌なことが頭から離れないときってありますよね。例えば、

  • 上司から理不尽に怒られた
  • 心ないことを言われた

精神的ダメージを受けると、完成したパズルの1ピースが欠けてしまったかのように、そのことだけをずっと考え込んでしまうことがあります。

ある一定の時間、嫌なことを忘れることができても、しばらくすると波打ち際に打ち寄せる波のように、嫌なことが脳裏をよぎってしまうことってありませんか?

  • 「嫌なことを考えても仕方がない」
  • 「自分の中でもうすでに答えは出ている」

と自分に言い聞かせても、欠けた1ピースのことを考え込んでしまうことがあります。基本的に人間は完璧主義です。

100個あるパズルのピースのうち、欠けた1個のピースがどうしても気になるんですよね。99個もある自分が持っている大切なピースには目もくれず。

お腹が痛いときは、お腹の痛みばかりを考えてしまいますが、お腹が痛くないときには、お腹が痛くないことが幸せであることを考えないという生き物。それが人間。

額を押さえている女の子

じゃあ一体どうしたらいいの?(泣)

僕は以前まで「気にし過ぎる性格」だったんですが、あらゆる思考法を試していくうちに、嫌なことを考えなくて済むようなメンタルを持つことができました。

嫌なことが頭から離れない、という方に是非読んでもらいたいと思います。そして嫌なことにとらわれず、気分よく過ごせるようになって頂ければと思います。

価値のないことを考えるのは時間の無駄

刻一刻と時間が進む様子を表した時計の写真

時間は有限です。嫌なことを考えて嫌な気分になってしまっては貴重な時間がもったいないですよね。限られた時間の中で気分よく過ごすことが大切です。

あなたの貴重な時間を、嫌なことを考える時間に使う必要なんてないんです。

それは分かっているけど、脳裏に嫌な事がよぎってしまう、というときは以下の方法を試してみてください。

そもそも、そのことには価値がないことを知る

例えばあなたが上司から理不尽に怒られたとします。あなたが間違った行動を起こして怒られたのなら、反省すべきところはあるので、今後問題を起こさないようにつとめれば良いのですが、理不尽に怒られた場合は

あなたに非はない、んです。

あなたに非がなく、正しい行動をとっていても、あなたを理由もなく非難してくる人は必ず現れます。シェイクスピアの名言でこういうものがあります。

あなたがたとえ氷のように潔癖で、雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい。

上司に理不尽なことを言われても、

あなた自身の価値が下がるわけではありません。

「あ~また言ってるなー」くらいに流してしまいましょう。

そんな上司のことなんて1ミリも考えてやる必要なんてないんですよ。マジであなたの時間がもったいない。その時間で読書したり掃除したり散歩したりゲームしたり家族と話したりできるんですよ。その方が何千倍も価値がありますよね♪

あなたが嫌な上司を思い出しているとき、上司は何をしているか知っていますか?

パフェとか食ってます。

上司は自分の言ったことなんて全く覚えていませんから。

そんな上司のことを考える必要なんて全くありません。

嫌なことが脳裏に押し寄せてきたときは

頭を抱えている女性

そうは分かっていても、嫌なことっていうのは頭の中に押し寄せてくるものなんですね。嫌なことが起こった後の最初のうちは、ひっつき虫のように嫌なことがついてまわってきます。

まるで永遠にその嫌な感情が続いてしまうではないかと錯覚してしまうほど厄介なものです。

人間の記憶というのはとても意地悪なもので、ある程度時間が経って嫌な事を一時的に忘れられたとしても、ふたたび頭の中に「ひょん」と訪れます。

実はこの「嫌な事を思い出してしまう」というのは人間が人間たるゆえに仕方がないことなんですが、大切なのは嫌なことを思い出したときにその嫌なことを頭の中からすぐに追い出せるかどうかです。

感情のコントロールが上手と言われている人は、もちろん嫌なことを思い出しはしますが、その際に「考え過ぎてもしょうがない」と考え、すぐに別の感情や別の行動を起こし、気持ちを切り替えることができます。

タモリさんが昔言っていましたが、

ストレスはね、発散することはできません、溜まる一方だからストレスを忘れるしかない

さすがタモさんですが、ストレスをストレスとして受け入れて発散しようとしてはいけないんですね。ストレスは溜まる一方だから忘れるしかないということです。嫌なことは考えないようにする、ということが大事です。

嫌なことを強く記憶しないようにする

人間の脳には「シナプス」と呼ばれるものがあります。ある物事を考えれば考える程、その物事が強く記憶される、というものです。

たとえば「薔薇」という漢字。

学生の頃は、書けるようになるまで何度も書いた記憶があります。繰り返すことによって記憶されるんですね。

反対に、嫌なことって記憶する必要がないですよね。

嫌なことが脳裏をよぎった場合、考えないようにすればいいんです。では具体的に嫌なことを考えないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

嫌なことを忘れるための4つの具体的な方法

海辺でリラックスしている男性

忘れようとするのではなく、違うことを考える

嫌な事を思い出してしまうことは誰にでもあるものですが、大切なのは思い出してしまった後に「長引かせない」ことです。

嫌なことを忘れようとしているうちは、嫌なことがまだ頭にある状態です。虫かごの中にいる蝶々のように、いくら飛び回っても外に出られない、そんな状態です。蝶々は虫かごの外に出て、綺麗な外の世界を飛び回る必要があります。

どんなことでも構わないので、嫌なこととは別のことを考えましょう。

考えずに「行動」する

嫌なことを忘れるには、何かしら別の行動をとると、すぐに嫌なことが忘れられます。言ってみれば

「脳をだます」

ということですね。具体的には、

  • 音楽を聴いてみる
  • 部屋の掃除をしてみる
  • 体を動かす(ストレッチなど)
  • テレビをつける
  • 読書をする
  • 今いる場所を変えてみる
  • 洗い物をしてみる
  • トイレに行く
  • シャワーを浴びる
  • 外出する
  • 友達に電話をしてみる

など。嫌なことが脳内に押し寄せてきたら、上記の行動を試してみてください。

始めにお伝えしたように、誰にでも嫌な記憶というのは蘇ります。蘇った後に、すぐにその記憶や感情から「決別しようとすること」が大切です。

最初のうちはすぐに嫌なことは頭から離れませんし、嫌なことがまた訪れるまでの間隔も短いことがありますが、ある程度繰り返し訓練すると、嫌なことを考える時間から離れることができます。

いつものルーティンと違うことをしてみる

マンネリ化されたいつものルーティンをしていると、外からの刺激が少ないため、どうしても心の動きが「嫌なこと」に向かってしまう傾向があります。

嫌なことを遠ざけるためには、いつものルーティンに少し変化をつけてみて、新しい刺激を取り入れることも効果的です。

具体的には、

  • いつもと違うルートで家に帰ってみる
  • コーヒーではなくカフェラテを飲んでみる
  • 聞いている音楽のジャンルを変えてみる
  • 冷たいシャワーを浴びてみる

など。いつものルーティンに少し変化をつけることで、外からの刺激を増やしてみましょう。こうすることで、嫌なことを思い出す時間が減っていきます。

たまには嫌なことにもとことん向き合ってみる

たまにはとことん嫌なことに向き合って、自分なりの答えを見つけ出すというのもありかと思います。

  • もしかして上司は愛情があったからあんなことを言ったのかな
  • 友人は冗談のつもりであんなことをしたのかな

たまーに、嫌なことに向き合うと心がスーッと楽になることもあります。

たまーにですけどね。

考え込んでも、結局は相手の心の中は見えないので、相手の真意というものは決してわかるものではありません。

しかし自分自身が寛容になり、相手を許すことで得られるものもありますね。

インドの言葉で以下のようなものがあります。

相手を許しなさい。それは相手が許すに値するからではなく、あなたが心の平安を得るに値するから

あなたも他人に迷惑をかけているのだから、他人のことは許してあげなさい

ぐはっ!耳が痛い。

ここまでくると、超人的レベルですね。この境地まで達すればにこやかに生きられそうですが、自分はまだまだ(苦笑)

心をいつも自由に遊ばせることをイメージする

「色即是空」という仏教の言葉がありますが、この世の一切のものはすべて「空」。永遠に形を変えずに存在するものはなく、人の「心」もまた常に変わっていくものです。

嫌なことが起こって悲しみや怒りにとらわれたとしても、

あなたの心には「喜び」や「楽しいと思う気持ち」を感じる権利があることを常に思い出して下さい。

嫌なことに対するシナプスの強化(執着心)によって苦しみが生まれます。嫌なことが頭から離れない時には執着心を捨てることを意識し、楽しいと感じることが人生には山程あることを思い出す訓練をすることです。

嫌なことを思い出してつらい気持ちになっているときに、急に楽しい気持ちは切り替えることは難しいですが、執着心を起こさずに心をニュートラルな状態に保つ癖をつけておくのは非常に大事です。

悲しむときは悲しみ、嬉しいときにはとことん喜ぶ。このように心を常に「遊ばせる」ことをイメージしましょう。

嫌なことを思い出しそうなときは?

ふとした時に「なにか嫌なことを思い出しそうだ」という予兆を感じることがあります。

その時点では、まだ嫌なことが明確に思い出されていない段階です。

しかし、脳というものは時に「意地悪」です。あらゆる記憶を辿り、はっきりと過去を思い出させようと仕向けてきます。

そんな時こそ、先程伝えた方法を試してみてください。

嫌なことが思い出される前に、先手を打って「何か行動する」。こうするだけで嫌なことを思い出さなくて済むことがあります。

嫌な事があっても、それを克服して乗り越えてきたことを思い出す

今感じている嫌な感情について一刻も早く決別したいと感じているなら、これまでに自分自身が何度も嫌な感情を振り切り、忘れてきたということを思い出すのも有効です。

今、頭の中にある嫌な感情について、過去にも似たような感情を抱いたことはありませんか?

過去に抱いた同じような嫌な感情を、今にいたるまで忘れ葬ってきたということを思い出せれば、今感じている嫌な感情も「取るに足りないこと」であることが明確に分かり、心が穏やかになることを手助けしてくれるでしょう。

さいごに

今回は嫌な事が頭から離れない理由と、嫌な事を忘れるための具体的な方法についてお伝えしました。

ぜひ参考にしてみてください♪

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2020.06.17
       

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