口内炎ができると本当につらいですよね。物を食べることも大変で、言葉を発することに痛みを伴うこともあり、日常生活に大きな支障をきたします(泣)。
以前僕はしょっちゅう口内炎ができていました。ひどいときには2つ同時にできてしまうことや、1円玉サイズの大きさのものもできるなど、つらい日々を送っていました。
口内炎ができる原因は、機械的なものから、元々の体質、不摂生やストレス、睡眠不足、栄養不足など、様々な原因が考えられます。
しかし口内炎ができる原因と早く治す方法を調べ実践したところ、現在は口内炎とほぼ無縁の生活を送ることができています。ここでは口内炎の予防、治療に効果的な15の食べ物をお伝えしています。
この記事を読んでほしい人
- 口内炎を早く治したい
- 口内炎の予防・治療に効果的な食べ物を知りたい
口内炎を早く治すビタミンその1「ビタミンB2」
ビタミンB2の働き
ビタミンB2は皮膚・粘膜の健康を助ける効果があります。また、爪、髪などの細胞の再生を促し、細胞を老化させる「過酸化脂質」を分解、除去する働きがあります。
ビタミンB2が不足すると口内炎、口角炎などが起こりやすくなってしまいますので、積極的にビタミンB2の摂取をしていきましょう。
ビタミンB2を多く含む食材ランキング
1位 レバー・ハツ
ビタミンB2の含有量が最も多いのがレバー(肝臓)です。牛レバー、豚レバー、鳥レバーそれぞれに多くのビタミンB2が含まれます。また、レバーに続き「ハツ(心臓)」にも多く含まれます。レバーやハツはスーパーに売られていますので、口内炎の予防のためにも定期的に摂取しましょう。焼き鳥屋さんに行った際には是非レバーとハツをオーダーしたいところです。
2位 いかなご
なかなか馴染みのない食材ではありますが、大変多くのビタミンB2を含む食材です。いかなごは刺身でも食べられるそうですが、スーパーなどで見かけることは多くありませんね。スーパーのお魚コーナーに売られている「いかなごくぎ煮」であれば食卓に取り入れやすいと思います。
3位 ウナギ
高級食材であるウナギにもビタミンB2が多く含まれます。ウナギの身だけでなく、うなきも(ウナギの肝)にも多く含まれます。国産のウナギは高価なのでなかなか手が出せませんが、中国産のウナギであれば比較的安価で購入出来ます。中国産のウナギも、以前と比べてだんたん美味しくなってきているように感じますので、定期的に食してみてはいかがでしょうか。
4位 卵・うずらの卵
卵はいろいろな料理に応用出来ますので、継続して摂取出来そうですね。卵レシピは山程あるので飽きずに食べられそうです。
多量に摂取しすぎるとガンのリスクや血中コレステロール値の増加等を招く恐れがあると言われていましたが、最近の研究では、そのような影響はないとも言われています。正確な情報を把握し、適切な量の摂取をしたいですね。
5位 鴨
鉄分、タンパク質も豊富で滋養強壮に効果のある鴨ですが、ビタミンB2も豊富に含まれます。お惣菜コーナーにある「合鴨ロース」などは比較的安価で購入出来ますね。
6位 ウニ・いくら・すじこ
痛風3兄弟とも言えそうな食材ですが、意外にもビタミンB2を多量に含んでいます。ただ、塩分を多く含んでいますので、口内炎が出来ているときに食すには、塩分が胃や口内を刺激してしまうかもしれません。
口内炎の予防として、適宜摂取していきたい食材ですね。
7位 魚肉ソーセージ
手軽に摂取でき、保存期間も長めな優等生の登場です。そのまま食べても良し、じゃがいもと一緒に炒めてジャーマンポテト風にしても良し、サラダに入れても良いでしょう。子供用や赤ちゃん用の魚肉ソーセージも販売されていますので、お子様の口内炎対策にも一役買いそうですね。
8位 さば
DHAも豊富でとにかく栄養満点なサバ。近年ではサバ缶ブームも起こっており、サバ缶は品薄状態が続いているそうです。ただ、生で食すときには寄生虫(アニサキス)に注意が必要です。私もしめさばを食べたときにアニサキス症になり、2日間入院した経験があります。
サバを食べる時には十分に加熱するか、生のものを食べる際には、よく噛んで食べることが大事です。十分な加熱や、よく噛むことによってアニサキスが生きて胃の中に入ってしまうことを防ぎます。
9位 蟹
高価な食材でありますが、ビタミンB2を多く含みます。蟹サラダなどの少量の蟹が入ったサラダがスーパーで売っていることがあります。蟹の缶詰なども比較的安価で購入出来ますね。余談ですが、かにを食べている時は食べる作業に夢中になるあまりに無言になってしまう、という方は多いようですね。
10位 納豆
栄養も豊富で気軽に食べられるのが納豆の良いところです。安価で購入することができるため、卵、バナナに並ぶ「物価の優等生」と称されます。納豆には「ムチン」「ナットウキナーゼ」など胃の粘膜を保護する栄養素もあり、まさに口内炎の予防や治療に最適です。
ビタミンB2を多く含む食品リスト(100gあたりの含有量)
- 豚レバー (3.6mg)
- 牛レバー (3.0mg)
- 鳥レバー (1.8mg)
- レバーペースト (1.45mg)
- キャビア (1.31mg)
- 鳥ハツ (1.1mg)
- 豚ハツ (0.95mg)
- 牛ハツ (0.9mg)
- いかなご (0.81mg)
- うなぎ(肝) (0.75mg)
- うなぎ(かば焼き) (0.74mg)
- うずらの卵 (0.72mg)
- かも (0.69mg)
- うに (0.69mg)
- すじこ (0.65mg)
- 魚肉ソーセージ (0.60mg)
- さば (0.59mg)
- かに (0.57mg)
- 納豆 (0.56mg)
- いくら (0.55mg)
- たらこ (0.53mg)
- たまご (0.52mg)
- まいたけ (0.49mg)
- カマンベールチーズ (0.48mg)
- 豚タン (0.43mg)
- モロヘイヤ (0.42mg)
- いわし (0.41mg)
口内炎を早く治すビタミンその2「ビタミンB6」
ビタミンB6の働き
ビタミンB6は免疫機能の正常な働きの維持、皮膚の抵抗力の増進、赤血球のヘモグロビンの合成、神経伝達物質の合成などの生理作用もあり、脂質の代謝にも関与しています。※引用:健康長寿ネット
ビタミンB6を多く含む食材ランキング
1位 にんにく
断トツの1位はにんにくです。にんにくは青森の田子産のものが有名ですね。最近ではスペイン産のにんにくも市場に出回るようになりました。にんにく注射やにんにくサプリなど、にんにく市場は非常に盛り上がっていますね。
2位 マグロ
年々マグロの価格が上がってきているようですね。日本は世界一のマグロ消費国らしいのでなんとかお手頃価格で食べ続けられるといいのですが。
3位 酒粕
日常的に取り入れるのはなかなか難しいとは思いますが、甘酒であれば気軽に手に入ると思います。「飲む点滴」と言われているくらい甘酒には多くの栄養が含まれているそうです。
4位 牛肉
牛肉にはビタミンB6だけでなく、「鉄分」や「亜鉛」などの栄養も多く含まれます。問題なのは脂身でしょうか。豚の脂身や鳥の脂身に比べると、牛の脂身は融点が高いので、体内で溶けにくいそうです。極力脂身は控え、赤身を摂取するように心がけたいですね。
5位 かつお
タウリン、ミネラル、ビタミンを多く含む栄養満点なかつお。マグロに比べると安価で手に入りやすいと思いますので、定期的に摂取したいですね。
ビタミンB6を多く含む食品リスト(100gあたりの含有量)
- にんにく (1.5mg)
- まぐろ (0.94mg)
- 酒粕 (0.94mg)
- 牛肉 (0.89mg)
- かつお (0.76mg)
- 鳥肉 (0.68mg)
- いわし (0.68mg)
- 鮭 (0.64mg)
- 鴨 (0.61mg)
- さんま (0.54mg)
- 生ハム (0.52mg)
- あじ (0.51mg)
- さば (0.51mg)
- とびうお (0.47mg)
- くじら (0.46mg)
口内炎は後からやってくる
実は口内炎というものは、口内炎が発症する原因(不摂生や睡眠不足)があったからといってすぐには発症しません。2.3日遅れてやってくることが多いです。
よって「体調がすぐれない」「なんだか最近疲れているな」と感じた場合には先手を打って口内炎の予防をしておくことをおすすめします。
食生活の乱れや、暴飲暴食にも気を付けたいところ。東洋医学では「口内と胃は繋がっておりお互いに影響し合っている」と言われているように、胃が荒れると口内まで荒れてくるということですね。
胃に負担のないような食材を摂ったり、胃の粘膜の健康を助けてくれるような食材を摂って口内炎のない生活を送りましょう。