コールセンター未経験者の方に向けてこの記事を書いています。コールセンターで働くにあたって、
- 未経験者におすすめの業種は?
- まずはコールセンターの基本を学びたい
という方も多くいると思います。そんな方にまずおすすめしたいのが
「インフォメーションセンター」
と呼ばれる部署です。
多くの大手企業には必ずインフォメーションセンターなるものがあるのですが、どこのコールセンターで働いたら良いのか分からない方は、まずはインフォメーションセンターのある会社を探してみることをおすすめします。
コールセンターではビジネスマナー、敬語の使い方、コミュニケーション方法などを学ぶことができますが、
お客様対応に力を入れている「インフォメーションセンター」なら、そのような社会人の基礎となるものをしっかりと習得できます。
今回は実際に複数のコールセンターで働いた経験のある僕が、コールセンター未経験者におすすめしたい業種、部署ついてお伝えします。
この記事を読んでほしい人
- コールセンターで働いてみたい
- どんな種類の業種、部署があるのか知りたい
- おすすめの業種を知りたい
コールセンター未経験者におすすめの業種、部署について
大手通信会社のインフォメーションセンター
コールセンター未経験者には、まずはドコモ、au、ソフトバンクをはじめとする「大手通信会社のインフォメーションセンター」をおすすめします!
お客様対応の研修などで、各企業に赴くことがありますが、なんといってもお客様対応にものすごく力を入れているのが大手通信会社の「インフォメーションセンター」です。
そもそもインフォメーションセンターってなに?
「総合窓口」とも言われるインフォメーションセンターですが、何かしらの用件があるお客様が真っ先に電話をかけるところがインフォメーションセンターです。
例えば、
- 携帯電話の料金を確認したい
- 携帯電話の操作方法を知りたい
- 料金プランを変更したい
このようなお客様のご要望をしっかりとヒアリングし、解決に導くという部署です。
お客様の対応のマニュアルもしっかりと用意されていて、インフォメーションセンターだけでお客様のご要望、質問などが解決することもあります。
インフォメーションセンターだけでは解決できないことについては、その他の専門窓口となる、
- 支払相談専門窓口
- 故障・修理受付窓口
- 機器操作担当窓口
などに電話を転送し、対応することが多くみられます。
インフォメーションセンターをおすすめする理由
複数のコールセンターでの勤務経験のある僕ですが、インフォメーションセンターでは、
「お客様対応」
に注力しているのが特徴なんですね。専門的な知識が全くいらないというわけではないのですが、
インフォメーションセンターは企業の窓口、言ってみれば「企業の顔」となるもので、お客様に対してのマナー、接し方、敬語の使い方などに対して重点を置いて教えてもらうことができます。
特に大手通信会社では、お客様に失礼な対応をしてしまうと、携帯電話を解約され他社に乗り換えられてしまう、ということもあるため、お客様満足度を特に追求しているんですね。
僕自身、20歳の時にインフォメーションセンターでアルバイトをしていたんですが、当時は敬語の基本すら全く分かっていませんでした(苦笑)。
インフォメーションセンターでは、専門知識よりもお客様対応に力を入れて教えてもらえていたので、
お客様に対しての姿勢を学ぶことができたのは大きかったですね。自分自身の土台がしっかりできたのも某通信会社のおかげだと思ってます。
専門知識が全く要らないというわけではありませんが、まずはコールセンターでのお客様との基本的な会話のやりとり、ビジネス敬語、応対方法を学びたいという方にはぜひインフォメーションセンターをおすすめします。
海外旅行手配のコールセンター
次におすすめしたいのが、ミスをしないように細心の注意を払って働いていた「海外旅行手配」のコールセンターです。
他のコールセンターでは注意を怠っていたわけではありませんのであしからず(苦笑)。
お客様にとって「一生に一度」きりの体験になることもあるのが海外旅行。
そんな海外旅行を台無しにしないよう、特にミスがないように神経を尖らせる必要がありましたね(苦笑)。
例えばですが、パスポートに記載のあるアルファベットの名前と、チケットの名前が1つでも異なると、それぞれが別人として扱われ、飛行機に搭乗させてくれない航空会社もありました。
例
- パスポート)KUDO SHINICHI
- チケット) KUDOH SHINICHI
など。仕事は何事もしっかり確認が必要ですが、こればかりは絶対に間違えられないので、確認に確認を重ねていましたね(汗)。
しかし、感謝されることが多かったのも旅行会社の良いところ。インフォメーションセンターと違って1回で完結するものではなく、
申し込みから出発まで、複数回にわたってお客様と対応する担当者制だったので、お客様が旅行から帰国した後に、
- あなたのおかげで素敵な旅行になったよ、ありがとう
という言葉をもらったときにはすごく嬉しかったのを覚えています。
旅行が好きで、お客様と中長期的に接したいという方は旅行関係のコールセンターで働いてみるのもおすすめです。
自動車事故受付のコールセンター
最後におすすめしたいのが、事故があった時にお客様が真っ先に電話をかける「自動車事故受付」のコールセンターです。
事故というのは一生に一度あるかないかの大きな出来事です。
事故現場でとても動揺しているお客様もいるので、お客様の不安を少しでも取り除くように対応することが求められます。
また、ケガ人が出ているケースもあり、
- 事故現場でどのように対応すれば良いか分からない
- 事故の相手と何を話したら良いのか分からない
そんなお客様に対して迅速かつ適切なアドバイスを行うのが自動車事故受付のコールセンターの仕事です。
懇切丁寧に礼儀正しく対応するインフォメーションセンターとは異なる業種です。
もちろん、お客様に対し失礼のないように努めなければなりませんが、最も大事なのが、
「スピード」と「判断力」です。
現場で困っているお客様に対して一刻も早く適切なアドバイスを行う必要があるので、丁寧すぎる対応をしている時間がないんですね(汗)。
事故の相手や、現場に駆けつけた保険代理店の方、レッカー業者などに電話口が変わることもしばしばあり、その都度、瞬時の判断力が求められます。
いろいろな種類の事故があり、言ってみればマニュアルにないような事ばかりですが、判断力や現場対応力を身に付けたい、という方にはおすすめです。
さいごに
今回は僕が実際に働いたおすすめのコールセンターの業種、部署についてお伝えしました。これからコールセンターで働いてみたいけどあらかじめどんな社風の会社なのか知りたい、という方には元社員の口コミが無料で見られるサイト「転職会議」もおすすめです。
これからコールセンターで働いてみたい、という方はぜひ参考にしてみてください。
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