コールセンターの仕事は「向いている人」と「不向きな人」が極端に分かれることがあります。
向いている人の中にはコールセンターの仕事を「楽」「天国」のように感じる人もいるようですが、
逆に不向きな人にとっては多大なストレスを感じ、すぐに辞めてしまう傾向にあるのが現状です。
今回はコールセンターのSVとして長年働いていた僕が、コールセンターに不向きな人の特徴について解説します。
コールセンターに不向きな人ってどんな人?
コールセンターで働き出してもすぐに辞めてしまう不向きな人の特徴的について説明します。
感情的になりやすい
コールセンターではお客様や関係各所から様々なクレームや理不尽な要求をされることがあります。たとえ自分が悪くないとしても責められることがあります。
1日にたくさんの電話を取らなければならないなかで、相手に対してその都度すぐに感情的になっていては心身ともにすり減ってしまいます。
相手に対して必要以上に頑固だったり、柔軟性のない方はコールセンターの仕事には不向きです。
どんな理不尽なことを言われようと「仕事は仕事」と、さらりと受け流せるようでないと働くのは難しいかもしれません。
敬語が苦手
コールセンターは電話対応の窓口で、すなわち会社の顔です。オペレーターの対応がそのまま会社の対応、イメージになるわけですね。
まずはお客様に対して謙虚で礼義正しくあるべきですが、敬語が苦手という人はコールセンターには不向きです。
敬語の使用に慣れないうちは難しく感じることもありますが、完璧な敬語を覚えようとするよりも、謙虚で礼義正しく対応することで、自然と敬語は身についていきます。
コミュニケーションを取るのが苦手
コールセンターでは常にお客様の要望やご意見、用件に耳を傾け解決していく姿勢が求められます。
ときにはお客様の育った環境、背景、置かれている立場、状況を鑑みながら対応することもあります。
常に相手に寄り添った対応が求められるため、コミニュケーションを取ろうとしない、または取るのが苦手という人はコールセンターの仕事には不向きと言えます。
ずっと座っていることに耐えられない
コールセンターは電話対応がメインの仕事です。席を立って何かすることがほとんどないと言えます。鳴り止まない電話を次々と取るために、常に自分のデスクに座っていなければなりません。
ずっと椅子に座っているというのは意外とストレスになります。オフィスワークならFAXを送るためなど席を立つことなどがありますが、コールセンターではそういうことはほとんどありません。
正確な情報入力ができない
コールセンターでは、相手が申告した情報を確実に記録に残さなければなりません。
電話番号は1桁入力ミスがあるだけで違う番号になりますし、金額の入力を誤れば大きなトラブルにつながります。
このように細々とした作業を確実にこなす必要がありますが、こうした作業を面倒だと思う人はコールセンターの仕事には不向きです。
気持ちの切り替えがスムースにできない
コールセンターでは、たくさんの電話に対応する必要があります。仮に理不尽なクレームなどを受けて嫌な思いをしたとしても、気持ちを引きずらず、次々に新たな電話をとっていかなくてはいけません。
いつまでも嫌な感情を引きずってしまい、次のお客様の対応に支障が出てしまうような人はコールセンターの仕事は不向きと言えます。
そもそも話が好きではない
コールセンターでは、本題と関係のないちょっとした雑談や、身の上話をされることがあります。そのような話に対しても、傾聴の姿勢を崩さず、時には相槌を入れながらもお客様の気分を害せずに完結しなければなりません。
そもそも話が苦手、人と接すること自体が好きではないという人は、不向きであると言えます。
素直に人の話が聞けない
お客様の話を途中で遮ったり、「はぁ」「はいはいはい」などの不適切な相槌でお客様を不快にさせてしまうと、思わぬクレームに発展してしまうことがあります。
謙虚な姿勢で相手の話を素直に聞き入れる心を持つことが大切です。
素直になれない、相手の話をじっと聞いていられないという人はコールセンターの仕事には不向きです。
細やかな気配りができない
電話対応では相手の声色や声の表情から心情を読み取り、気配りをすることも大切です。心情理解が苦手な人は、親近感を持ってもらえないこともあります。
質問力が乏しい
電話対応では、的確な質問によって相手から情報を引き出し問題解決を図る力が必要になります。質問力が乏しいと良好なコミュニケーションが取れないこともあります。
さいごに
今回はコールセンターの仕事に不向きな人について解説しました。コールセンターの仕事を探している方はぜひ参考にしてみてください。