電話の相手からの質問、要望などに対して「受け止めの言葉」というものを使用すると、とても好感の持てる対応になります。
オペレーター自身の意見や要望、回答などを伝える前に、相手の話を「受け止める」「受け入れる」というところから、コールセンター界では「受け止めの言葉」と言われています。
「受け止めの言葉」を使用することによって、
- この人はちゃんと自分の話を聞いてくれている
- 自分の質問の内容がしっかりとオペレーターに伝わっている
という印象を受け、とても好感のある対応になり、結果として問題解決がスムースになるなどの利点もあります。
ではどのように「受け止めの言葉」を使用するのか見てみましょう。
受け止めの言葉を使おう
お客様のご用件やご要望に対して、「受け止めの言葉」を使用すると、お客様へ与える印象は大変良くなります。
「受け止めの言葉」を使用した場合と、そうでない場合の会話例を見てみましょう。
受け止めの言葉使用方法1
まずは受け止めの言葉を使用していない例を見てみましょう。
自身の名前を名乗っていないお客様に対して、あたかもそれが悪いと言わんばかりに、「お名前よろしいですか!?」と聞いてしまっています。
このような対応ではお客様へ与える印象は良くありません。
では「受け止めの言葉」を使用するとどのような対応となるのでしょうか。
このようにお客様の要望に対して、まずは確認の意味も含めて「受け止めの言葉」を使用します。
第一印象が良くなり、結果として会話全体の印象も良くなってきます。
また、「失礼ですが」というクッション言葉を使用することによって、お客様が受ける印象がさらに良くなります。
受け止めの言葉使用方法2
受け止めの言葉を使用していない例
「受け止めの言葉」を使っていないため、お客様に対してぶっきらぼうな印象を与えてしまっていますね。受け止めの言葉を使用すると、下記のような対応となります。
このようにお客様のご要件を復唱し、受け止めることによって、その後のお客様との会話がスムースになります。
さいごに
お客様との距離が縮まる魔法の言葉「受け止めの言葉」を積極的に使用し、お客様に感動してもらえる応対を目指しましょう。