「拠出」と「捻出」の意味の違いは?使用例や間違った使い方も解説

辞書

「拠出」「捻出」。新聞やニュースを見ているとよく耳にする言葉ですが、僕自身いままではっきりこの2つの意味の違いについて分かってなかったんですね。

「寄付」という言葉についてはイメージが湧くんですが、「拠出」と「捻出」の意味の違いについては明確に説明することが難しいですね(苦笑)。

そこで、今回は「拠出」と「捻出」の言葉の意味の違いについて調べてみました。

拠出の意味について

「拠出」を辞書で引くと、

拠出(きょしゅつ)とは、ある目的や相互扶助のために、金銭や物品を互いに出し合うこと。

と記載されています。拠出は「金銭、物品に限定されている」というのが特徴で、

  • アイデアを拠出する
  • 時間を拠出する

という使い方はしないんですね。知らなかった(汗)。

「相互扶助のため」というのも特徴で、たとえば相互扶助に代表されるものと言えば「保険」。その保険の掛け金のことを「拠出金」とも言います。

ひとまずは「みんなで出し合うもの」という覚え方をするのが良さそうです。

支払いの意味で、

  • レジでお金を拠出する

という使い方はしないので注意が必要です。

捻出の意味について

続いての言葉が「捻出(ねんしゅつ)」。あまり馴染みのない言葉ではありますが、こちらも新聞、ニュースで良く見る言葉です。

捻出とは、読んで字のごとく「捻り出す」という意味で、

「金銭、物品、アイデア、時間などをなんとかして出す、切り盛りする」

という意味合いで使われる言葉です。拠出と違って「金銭」「物品」だけに限定しないことも特徴。

拠出のように「お金を出し合う」という意味合いではなく、お金を「工面」するという意味合いに近いとも言えます。

捻出の使い方として、

  • なんとかうまく家計をやりくりして、生活費を捻出する
  • 一晩中かけて良いアイデアを捻出する
  • 忙しかったが、なんとか時間を捻出して買い物に出かけた

という例が挙げられます。

さいごに

今回は「拠出」「捻出」の意味の違いについてお伝えしました。ご参考までに。

       

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