日常やビジネス上での電話のやりとりで、ふと「気の利いた言葉」を投げかけられるとちょっと嬉しくなったり元気が出たりすることがありませんか?
電話対応はお互いの顔が見えないため、いかに「言葉」を用いて相手側に感動をもたらすような対応を目指せるかが重要です。
たとえば感謝の気持ちやお詫びの気持ちを伝えるとき、ただ単純に、
- ありがとうございます
- 申し訳ございません
と伝えただけは、
「何に対してそう思っているのか」
ということが明確に伝わりません。今回は電話対応において相手に気持ちを伝えるためのフレーズについてお伝えします。
電話対応で使える気の利いたフレーズ12選をご紹介!(例文あり)
「お忙しいところ」
相手が現在取り込み中である場合や、忙しいことが察知できる場合に積極的に使いたいフレーズです。また「時間がないので手短に」などと事前に言われていた場合にも使えます。
例文
- お忙しいところお電話頂きありがとうございます
- ご多忙中にご対応頂きありがとうございます
- 大変な中ご連絡頂きありがとうございます
「お役に立てず」
お客様からのお問い合わせに対し、協力することや問題解決ができなかった場合に使いたいフレーズです。
例文
- お役に立てず申し訳ございません
- お役立てできず大変申し訳ございませんでした
- お力になれず申し訳ございませんでした
「こちらこそ」
「いえいえ、お礼を言いたいのはむしろこちらのほうですよ」ということをビジネスライクに表現したフレーズです。
例文
- こちらこそよろしくお願い申し上げます
- こちらこそお電話いただきまして誠にありがとうございます
「お手数をおかけいたしますが」
クッション言葉としても使われる「お手数をおかけいたしますが」というフレーズ。頼み事を依頼するときに積極的に使用しましょう。
例文
- お手数をおかけいたしますが、ご確認の程よろしくお願いいたします
- お手数ですが、4桁のネットワーク暗証番号をご入力頂けますでしょうか?
「お足元の悪い中」
天候が悪い時や、雨が降っている時などに所定の場所までご足労願うときに積極的に使いたいフレーズです。
例文
- お足元の悪い中ご来店頂きましてありがとうございます
- 悪天候の中申し訳ございませんが、店舗までご来店頂けますでしょうか?
「大変なところ、大変な中」
相手が非常に忙しいと判断できる場合、または冠婚葬祭などで非常に多忙である場合や、入院中などにご連絡頂いた場合などに使用できる相手を慮るフレーズです。
例文
- 大変なところご連絡頂きましてありがとうございます
- 大変な中ご対応頂きありがとうございます。お体大事になさってください
「早急なご対応」
相手方が迅速に物事を対応してくれたときに使いたいフレーズです。ちょっとばかり相手の自尊心をくすぐるという効果もあります。
例文
- 早急なご対応ありがとうございました
- 早急に対処頂きありがとうございます
「ご丁寧に」
相手側に親身になって対応してもらったときや、時間をかけて説明や解説をしてもらったときなどに是非使いたいフレーズです。
例文
- ご丁寧に説明頂きましてありがとうございます
- ご丁寧な対応、誠にありがとうございました
「折り返し頂き(まして)」
相手から電話を折り返してもらったときに是非使いたいフレーズです。
例文
- 折り返し頂きましてありがとうございます
- 折り返しのお電話ありがとうございます
「お昼時(おひるどき)に」
早朝、お昼時、夜間の時間帯に電話をかけた場合に使いたいフレーズです。可能であれば電話の冒頭で伝えるのが効果的です。
例文
- お昼時に失礼いたします
- 夜分遅くに申し訳ございません
- 遅い時間帯に申し訳ございません
「突然のお電話」
はじめて電話をかける相手方に対して使いたいフレーズです。
例文
- 突然のお電話失礼いたします
- 突然お電話してしまい申し訳ございません
「いつもご利用頂きまして」
「そちらの携帯電話を契約しているものなんですが、」
と商品やサービスを利用していることを冒頭で仰るお客様は多数います。
そんなときに「・・・はい。」と無愛想に返答するのはNGです。感謝の気持ちを持って接しましょう。
例文
- いつもご利用頂きまして誠にありがとうございます
さいごに
今回は普段の電話でちょっとした言葉を添えるだけで効果のあるフレーズ12選をお伝えしました。
短いフレーズですが効果は抜群です。是非参考にしてみてください。